PS4・PSを利用するにあたって必要な回線速度の目安を確認しておくことは、これからPS4・PS5を購入する方、または回線を契約しようと考えている方はもちろん、回線速度を改善したいと考えている方にも大切です。
今回はPS4・PS5で必要な通信速度の目安や測定方法、回線速度の改善方法についてご紹介いたします。
PS4・PS5で必要な回線速度の目安とは?
- 必要な回線速度の目安は100Mbps程度
- ダウンロード、アップロードの際は速ければ速い方が良い
PS4・PS5を快適に遊ぶには「下り速度は100Mbps、上り速度は30Mbps、ping値は50ms程度」ぐらいの数値が目安となります。
それぞれ必要な数値は「ゲームをプレイする時」「ゲームをダウンロードする時」などで違うのですが…、
実はオンラインゲームをプレイする際は、進行に必要な最低限の情報のみに絞って送受信しているので、そこまでの速度は必要とされません。ゲーム中は送受信共に1Mbps程度でも問題なかったりします。
通信速度が必要とされるシーンは、ゲームをダウンロード・アップデートする際や、VODなど動画サービスを利用する時でしょう。
ダウンロード・アップデートは最低○○という指標はありませんが、速ければ速いほど快適です。10Mbps程度だと遅く、100Mbps程度あれば速く終わる、というイメージになります。
NetflixなどのVODサービスやYouTubeも視聴できますが、これらのサービスを利用する際は通常画質で5Mbps、4K画質で25Mbps程度あれば問題ありません。
PS4・PS5のゲーム別に回線速度の目安を解説
PS4・PS5のゲームジャンル別に、必要な回線速度の目安について解説していきます。
なお、ここでは「ゲーム中に必要な回線速度」の目安を中心に解説します。
ゲームのダウンロードやアップデートに関してはジャンルによる差はなく、最低限○○必要という数値もありません。前述した通り速ければ速いほど良いです。
1.【FPSゲーム】Apex、VALORANTなど
目安値 | 備考 | |
---|---|---|
通信速度(下り) | 1Mbps以上 | ゲーム中はほぼ必要ない |
通信速度(上り) | 1Mbps以上 | ゲーム中はほぼ必要ない |
ping値 | 普通:50ms以下 快適:30ms以下 超快適:15ms以下 | FPSにおいて重要な数値 |
流行りのApexやVALORANTで必要な回線速度の目安です。
通信速度の「下り」「上り」は、ゲーム中にはほぼ必要ない数値です。1Mbpsを下回ると困りますが、1Mbps以上あれば問題ありません。
重要なのは「ping値」と、数値で表せないのですが「通信の安定感」です。ping値が大きいとそれだけ弾の着弾まで時間がかかってしまうため、撃ちあいでほんの少し不利になります。
また、安定して通信できていないと、通信が途切れたほんの一瞬でラグが発生したり、弾抜けしたり、巻き戻しが起こったりします。
ping値が15ms以下で通信が安定している回線は通信速度も速いので(200Mbps以上はでます)、通信速度はあまり気にせず、ping値と通信の安定感をチェックしてみてください。
2.【格闘ゲーム】ストリートファイター、鉄拳など
目安値 | 備考 | |
---|---|---|
通信速度(下り) | 1Mbps以上 | ゲーム中はほぼ必要ない |
通信速度(上り) | 1Mbps以上 | ゲーム中はほぼ必要ない |
ping値 | 普通:50ms以下 快適:30ms以下 超快適:15ms以下 | 格闘ゲームにおいて重要な数値 |
ストリートファイター、鉄拳、ドラゴンボールファイターズなどの「格ゲー」で必要な目安をまとめました。
目安はFPSと同等の数値で、重要なのは「ping値」と、数値で表せないのですが「通信の安定感」です。
なお、FPSと格闘ゲームには通信方式に違いがありまして、
FPSは「ゲーム側でサーバーが用意されており、各々のネット回線がサーバーまで通信する」という仕組みになっていますが、格ゲーの場合は「ゲーム側でサーバーが用意されておらず、プレイヤー間同士で直接通信するP2Pという方式を採用している」となっています。
「FPSの場合はping値が悪い人だけが不利」でしたが、格ゲーの場合はP2P通信で対戦するため、回線品質が低い方の環境へ合わせられてしまいます。そのため、どちらかのping値が悪いとそちらのping値に2人とも合わせられる事になってしまいます。
そのため、格ゲーの場合はping値が悪いから不利というよりも、ping値が悪いと相手にも迷惑をかけてしまう、というイメージになります。格ゲー界隈でよく無線が嫌われているのはこういった通信の仕組みが背景にあります。
3.【オンラインゲーム】FF14、原神、モンスターハンターなど
目安値 | 備考 | |
---|---|---|
通信速度(下り) | 1Mbps以上 | ゲーム中はほぼ必要ない |
通信速度(上り) | 1Mbps以上 | ゲーム中はほぼ必要ない |
ping値 | 普通:50ms以下 快適:30ms以下 | 対人ゲームほど重要ではない |
FF14や原神、モンスターハンターなど、対人がメインコンテンツではないオンラインゲームについて、目安をまとめてみました。
オンラインゲームに関しても、やはりゲーム中の回線速度はあまり重要ではありません。マップの読み込みが遅い時がありますが、これは回線速度ではなくHDDやSSDの「読み込み速度」が原因です。性能の良いSSDへ換装したり、ハイスペックなパソコンへ移行する事で大幅に改善します。
FF14や原神は常時ネットワークに接続してプレイするタイプのゲームなため、やはりping値が操作の遅延などに影響します。とはいえ、FPSや格ゲーほどシビアな「一瞬の操作」は必要ないケースが多いため、対人ゲームほど神経質になる必要はないでしょう。
モンスターハンターはオンラインでプレイしているとping値による遅延の影響を受けますが、オフラインにしておくと遅延の影響を受けません。インターネット環境が悪いかも?と思った場合は、オフラインとの操作性の違いを確認してみてください。
PS4・PS5での回線速度の測定方法を解説
- 「設定」を開く
- 「ネットワーク」を開く
- 「ネットワーク接続を診断する」を選択
PS4、PS5共に上記の流れで回線速度の測定が可能です。
①ホーム画面より右上部分の「設定」を選択します。
②メニューの少し下にある「ネットワーク」を選択します。
③「インターネット接続を診断する」を選択します。
すると、インターネット接続の診断が始まり、通信速度「ダウンロード(下り)」と「アップロード(上り)」を計測できます。また、そもそもインターネットに接続できているのか、という判定も可能です。
上記はPlayStation Networkのサーバーとのテスト結果となります。パソコンやスマホで計測するスピードテストサイトと比べると少し遅い結果が表示される事が多いですが、スピードテストは実際にアクセスしたい環境で行うのがベストなので、PS4・PS5上で計測するのをおすすめします。
上記の画像はPS4のものですが、PS5の場合でも同様に下記手順で計測可能です。
- 「設定」を開く
- 「ネットワーク」
- 「ネットワーク接続を診断する」
ダウンロードやアップロード、ping値とは?それぞれの役割について
ダウンロード(下り)やアップロード(上り)の速度や、ping値とは何かについて確認していきましょう。
どれもPS4・PS5を利用するにあたって大切な要素ですが、それぞれ役割が異なります。
「ダウンロード」はゲームのダウンロードで重要な数値
- PS4・PS5で遊ぶほとんど全てのコンテンツで利用される
- 100Mbps以上あると快適
- ゲーム中は1Mbpsでも問題ない
ダウンロード(下り)速度はPS4・PS5で遊ぶほとんどのコンテンツで使用され、中でもゲームのダウンロード、アップデート、システムソフトウェアのアップデート時に重要な数値で、100Mbps以上あると快適です。
「最低限〇〇Mbps必要」ということはなく、遅くてもダウンロードやアップデートの時間がかかってしまうだけです。遅い場合はスタンバイモードも活用し、寝てる間などにアップデート等を済ますといいでしょう。
ゲーム中にも使用される数値ですが、こちらは意外と必要なく「1Mbps」程度でも問題ありません。ゲーム中の通信は少なくなるよう設計されているので、安定さえしていれば速度自体は出ていなくも大丈夫です。
「アップロード」はゲーム配信で重要な数値
- PS4・PS5で遊ぶほとんど全てのコンテンツで利用される
- そこまで重要ではなく、5Mbps程度あれば十分
- 配信をする際に重要
アップロード(上り)速度はも、PS4・PS5で遊ぶほとんど全てのコンテンツで利用されます。
しかし、ほとんどのコンテンツにおいて重要な数値ではなく、5Mbps程度あれば事足ります。
このアップロード(上り)の速度が必要なのは画像や動画をアップロードする際、ゲーム配信などの際です。
特にゲーム配信の際には最低でも10Mbps程度必要で、快適に利用するなら30Mbps程度あるのが理想です。
「ping値」はゲーム中の快適さで重要な数値
- ping値とは「応答速度」のこと
- 数字は低いほど良い
- 50ms以下ならば普通、30ms以下で快適、15ms以下で超快適
- 対戦ゲーム以外はそこまで気にしなくて良い
「ping値」とは簡単に言うならば「応答速度」で、ラグや遅延を防ぐために改善する必要のある数値です。
ping値は数値が低いほど良く、50ms以下なら基本的に問題無く、30ms以下なら快適、15ms以下ならかなり快適というイメージです。特に、対戦ゲームなどをプレイする方にとっては一瞬のラグが命取りになりますので、重視したい数値です。
一方で、対戦ゲームをプレイしない方は、そこまで気にする必要の無い数値です。しかし、100ms以上にもなると少し応答速度の遅さが気になると思います。
ping値の良さはネット回線に依存するため、簡単に改善することはできません。通信速度が速い回線はping値も良い傾向があるため、品質が高い「光回線」の利用をおすすめします。
PS4・PS5の回線速度を速くする方法を解説
- ルーターやPS4・PS5の再起動
- LANケーブルで有線接続する
- Wi-Fi使用時は5GHz帯を使用する
PS4・PS5の回線速度を速くする方法は大きく分けて3つあり、再起動やLANケーブルを用いての有線接続、周波数を変えるなどありますが、これらの対策は簡単にできる分、効果は薄めです。
「回線が持つ本来のスペックを発揮できるようになる」程度で、回線のもともとのスペックが低い場合は改善しようがないので、その場合は光回線などの高速回線に乗り換えることをおすすめします。
1.ルーターやPS4・PS5の再起動
まずはルーターとPS4を再起動し、ケーブルを挿し直してみましょう。
かなり原始的な方法にも感じられるかもしれませんが。しかし、PS4・PS5の回線が遅い方の中には、本体、またはルーターに不具合が生じていることも多いのです。
PS4・PS5はゲーム機であると同時に「精密機器」でもあります。長時間起動しておくと、不具合が起こることも多くあります。
本体やルーターの電源を切り、30秒ほど放置してからもう一度起動してみましょう。
2.LANケーブルで有線接続する
WiFiではなく有線LANを利用している方で、LANケーブルが古い場合は、cat6以上のものを購入するのも対策方法の一つです。
現在利用しているLANケーブルの規格がcat5e以上ならば、LANケーブルの問題ではないのであまり改善しませんが、cat5以前の物を利用している方には効果的です。
また、断線している場合など、不具合が発生していても接続自体はできることが多いので、一度LANケーブルに問題が無いかを確認してみましょう。
3.Wi-Fi使用時は5GHz帯を使用する
もし現在利用している周波数が2.4GHz帯ならば、5GHz帯に変更しましょう。
PS4・PS5で利用できる周波数には2.4GHz帯と5GHz帯があるのですが、2.4GHz帯は電子レンジなどと同じ周波数ですので、他のものの影響を受けやすく、安定しません。
一方で5GHz帯はWiFiでしか利用できない周波数ですので、他の影響を受けることもないのです。
また、PS5はWi-Fi6(IEEE802.11ax)に対応しているので、無線を利用したい方は、Wi-Fi6に対応しているルーターを利用すると快適です。
PS4・PS5で快適にゲームを遊ぶなら「GameWith光」がおすすめ
PS4・PS5を抜群の回線環境で遊びたい方におすすめの「GameWith光」の紹介です。
GameWith光は「オンラインゲーム向け」の光回線で、快適にゲームをプレイできるよう、さまざまな工夫を施されています。
遅延対策としてping値を改善したりと、快適にゲームがプレイできるような環境が整えられており、ゲーマーの方に利用してもらいたい回線です。
「GameWith光」がおすすめな5つの理由
「GameWith光」をおすすめしたい理由は大きく分けて5つあります。GameWith光の大きな特徴でもあるので、チェックしてみてください。
1.GameWith光の専用帯域を確保
「GameWith光」は専用帯域を確保しています。
従来の回線はさまざまな会社が利用しているもので、時間帯によってはラグが発生し、遅延もひどくなります。道路の渋滞のように、混み合うことも多いのです。
しかし、「GameWith光」では専用の帯域を確保しているので、外部ユーザーによる遅延を回避でき、大型アップデート後などに起こりやすい遅延にも対応できます。
専用帯域の確保は他社光回線でも中々ない特徴であり、GameWith光が少しだけ料金が高い理由の1つでもあります。
2.混雑を避けられる最新通信方式「IPv4 over IPv6」
「GameWith光」ではDS-Lite方式を利用した新通信方式「IPv4 over IPv6」を採用しています。
光コラボ回線では一般的になりつつあるIPoE方式ですが、GameWith光では「アルテリアネットワークス」が提供する「クロスパス」というサービスを採用しています。
「IPv4 over IPv6」の採用により、遅延が少なく、快適なゲームプレイが可能となっています。
3.最短距離で各ゲームサーバーと接続
GameWith光は各ゲームタイトルが設置されているサーバーと直接接続しており、サーバーまでの経路が最適化されています。
直接接続する事で、経路が長くがってしまう他社回線と比べると、経路が短い分「ping」が低く抑える事ができ、専用の経路なのでアクセス集中時のラグを防ぐ事も可能です。
この「最短経路で直接接続」というのは、他社の光回線だと中々ありません。「オンラインゲーム向け」のGameWith光の大きな特徴の1つです。
4.ユーザー数が増えた場合は帯域も増速
光回線はユーザー数が多くなると「帯域」という通信の通り道が逼迫してしまい、通信速度の低下に繋がってしまいます。
そこで、GameWith光ではユーザーが新たに増えた場合でも帯域を増速する事で、通信速度が低下しないよう管理していきます。
利用者が増えて混雑してしまい、通信速度が低下してしまうというのは光回線ではよくある事ですが、GameWith光ではその点、安心して使い続ける事が可能です。
5.GameWith eSports Fortnite部門所属「えいむ選手」も利用
eスポーツ選手である「えいむ選手」もGameWith光を利用しています。
フォートナイトの大会にも出場しており、安定してプレイすることができたとコメントしています。
プロゲーマーは大会や練習以外にも動画配信、投稿などを兼ねている方が多いです。そのため、回線環境が重要な職種の1つでもあります。
GameWith光は前述した特徴により快適な光回線となっています。プロゲーマーの方にも是非使って貰いたい光回線です。
「GameWith光」の料金とキャンペーンについて
戸建て | マンション | |
---|---|---|
月額料金(税込) | 6,160円 | 4,840円 |
契約手数料(税込) | 2,200円 | 2,200円 |
キャンペーン | ・月額料金が1ヶ月無料 ・15日以内なら違約金・月額費用・手数料無料で解約可能 |
「GameWith光」の月額料金は戸建ての方で6,160円、マンションなどの集合住宅にお住まいの方は4,840円となっています。
他社の光回線と比べると、少しだけ高めの料金設定となっています。オンラインゲーム向けの光回線という事で独自の特徴があり、その分コストがかかってしまっています。
現在は月額料金が1ヶ月無料になるキャンペーンと、15日以内なら違約金・月額費用・手数料無料(工事費は自己負担)で解約可能なキャンペーンを実施しています。
「GameWith光」の工事費について
工事費 | ||
---|---|---|
フレッツ光/コラボ光を利用中の方 | 0円 | |
その他回線を利用中/未利用の方 | 立ち合い工事有り (屋内配線の新設有り) | ファミリー:19,800円 マンション:16,500円 |
立ち合い工事有り (屋内配線の新設無し) | 8,360円 | |
立ち合い工事なし | 2,200円 |
「GameWith光」の工事費ですが、フレッツ光や光コラボ回線を利用している方は工事費用がかかりません。
その他の回線を利用している方は、立ち合い工事がある場合は19,800円、立ち合い工事なしの場合は2,200円です。標準的な工事費となっています。
まとめ
今回はPS4・PS5に必要な回線速度の目安や改善方法、おすすめの光回線についてご紹介してきました。
PS4・PS5で一番通信速度が必要なシーンが「ゲームをダウンロード・アップデートする際」です。ダウンロード・アップデートを快適に行うためには100Mbps程度は欲しいです。但し、遅くてもその分ダウンロード・アップデートに時間がかかるだけなので、夜中寝ている間にダウンロードする、自動アップデートを利用するなどといった方法で対策可能です。
ゲーム中のラグが気になる方も多いかと思いますが、ゲーム中は通信速度はほとんど必要なく、1Mbps程度でも十分だったりします。ゲーム中は速度よりも「安定感」と「ping値」が重要です。
「安定感」「ping値」共に優秀な回線であれば、通信速度も100Mbps以上は出る事が多いです。PS4・PS5を快適に遊びたい方は「光回線」の利用をおすすめします。